外構は最後でいい?実は家づくりの最初に考えるべき理由

家づくりを始めると、まず気になるのは間取りやキッチン、お風呂、内装のこと。
外構(庭・駐車場・門まわり)については「引き渡し後に考えればいいか」と思っていませんか?

実はそれ、後悔の元になる落とし穴かもしれません。

この記事では、**なぜ外構を最初に考えるべきなのか?**を、住宅業界での実務経験とエクステリアプランナーの視点からお伝えします。

外構は「余ったスペース」じゃない

よくあるパターンがこちら:

「建物の配置と間取りを決めてから、残ったスペースで外構を考えましょう」

外構は「自分で業者を探すから」と別枠として考えてしまう

見た目より、性能・機能重視で予算を建物に全振りしてしまう

これは本末転倒です。

例えば、

  • 駐車場が狭くてドアが開けづらい
  • 自転車置き場が確保できなかった
  • 宅配ボックスの場所がない
  • 日当たりの良い庭スペースがリビングとつながっていない

…など、暮らしの快適さや防犯性、使い勝手に直結する外構の課題が、後から解決しにくくなります。

■ 外構を早めに考えるメリット

敷地を有効に活かせる

  • 建物配置とセットで考えれば、無駄のない動線や駐車計画が立てられます。

コストコントロールがしやすい

  • 最後に予算が足りなくなって「砂利だけ…」となることを防げます
    • 最低限のやりたいこと金額を知っているだけでも、後々のそんなはずじゃなかった・・・をなくせます

暮らしやすさがアップする

  • ゴミ置き場の動線、雨の日の導線、安全な子どもスペースなども最初から組み込めます。

建物と調和したデザインに

  • 外観のバランスがとれた統一感ある家に仕上がります。

よくある誤解:「外構は後から業者に頼めばいい」

もちろん、引き渡し後に外構専門業者に依頼することもできます。
ですが、ハウスメーカーや設計士と建物を計画している時点で外構の全体像も考えておくと、調整や配線・配管計画までスムーズになります。

たとえば:

  • エアコンの室外機の位置
  • コンセントや水栓の場所
  • 目隠しフェンスの高さや視線の角度
    など、家と庭は切り離せない要素が多いのです。

まとめ|家と庭は「セット」で考える時代へ

外構は「建物が完成してから考えるもの」ではなく、
家づくりと同時進行で考えることで、後悔のない住まいがつくれます。

私はこれまで注文住宅の現場に携わりながら、
外構がうまく計画されていたお宅と、後回しにされたお宅では、住んだ後の満足度が大きく違うと何度も感じてきました。

これから家を建てる皆さんが「もっと早く知りたかった!」と後悔しないために、
このブログでは外構や暮らしのアイデアを、経験を交えてお届けしていきます。

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