家づくりの最終段階に行うことが多い「外構工事」。
でも、ここでのちょっとした判断ミスや「まぁいいか」の積み重ねが、住み始めてからの不便や後悔につながることも少なくありません。
今回は、これまでの現場経験やご相談の中でよく見かけた、
「ああ、これ最初に知っておけば…」と感じる外構の失敗例を5つピックアップしてご紹介します。
※それぞれの失敗を防ぐための具体的な対策は、次回の記事で詳しくご紹介します。
【失敗1】カーポートの排水対策をしておらず、汚れが目立つ
「雨の日も濡れずに車に乗り降りできて便利!」と設置したカーポート。
でも、実は排水のことを考えていなかったために…
- コンクリートに排水の跡がくっきり残る
- 雨だれが黒ずんで見た目が汚くなる
- 雨水が流れず水たまりができる場所ができる
など、思っていたよりも見た目や使い勝手に影響が出てしまうことがあります。
【失敗2】防犯カメラの設置位置と外構が干渉
外壁にしっかりと防犯カメラを設置して「防犯対策バッチリ!」…と思いきや。
外構工事のタイミングでカーポートを設置しようとしたところ、
カメラの視界が屋根に遮られてしまい、死角ができてしまった!
防犯目的で設置したカメラが、外構によって効果半減してしまうケースは意外と多いです。
【失敗3】外構を全面コンクリートにしてしまった
「草が生えないように」「掃除がラクそう」と思って敷地全体をコンクリート打ちにした結果…
- 車のタイヤ痕が黒く目立つ
- 機械的・無機質な印象で、家とちぐはぐな雰囲気に
- 夏は照り返しが強く、体感温度がかなり上昇
住んでから「もう少し緑や素材の温かみがほしかった」と後悔される方も。
また、解体・撤去費用もコストがかかるので、やり直しをする際に、家計に大打撃が・・・
【失敗4】照明計画をコストカットで省いてしまった
予算の都合で「照明は後で考えよう」と、照明計画をなしにしてしまったお宅。
でも実際に住んでみると…
- 駐車場が真っ暗で怖い
- 夜にポストに行くのが不便
- 外で何か探すときに全く見えない
特に街灯が少ないエリアや旗竿地では、「やっぱり付けておけばよかった」と感じる声が多いです。
【失敗5】配管やマスの位置を任せっきりにしてしまった
「配管やマスの位置なんて気にしなくて大丈夫でしょ」と思っていたら…
- 玄関ポーチの正面にマスの蓋がドーン
- 植栽を植えたかった場所に配管が走っていて植えられない
- カーポートの基礎と配管が干渉し、設置位置がズレる
せっかく素敵な外構にしたのに、位置を確認・指定しておかないと、仕上がりの見た目や施工に思わぬ影響が出ることも。
【まとめ】ちょっとしたことで「暮らしやすさ」が変わる
今回ご紹介した5つの例は、どれも大きな失敗ではないけれど、暮らしの満足度をじわじわ下げてしまう落とし穴です。
でも逆に言えば、最初に少し意識しておくだけで防げることでもあります。
特に、お金が貯まってから、後々外構工事を完成させよう!計画の人は、注意してみてくださいね!
✅ 次回予告:どう防げばいいの?
次回の記事では、今回の5つの失敗例について、
**「ではどうすれば防げるのか?」**という具体的な対策やアドバイスを詳しくご紹介します!
「住んでから気づく前に」
ぜひ次回もチェックして、後悔しない外構計画に役立ててくださいね。
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