注文住宅を建てたあと、「もっとこうすればよかった!」と感じたことはありませんか?
前回の記事でご紹介した、住んでから気づいた“間取りの後悔5選”について、今回はその具体的な対策をプロ目線で詳しくご紹介します!
後悔① 玄関が狭すぎた…
🔧対策:1300mmの有効寸法を最低確保!斜め框も検討しよう
玄関の横幅は1300㎜の有効寸法があると、大人と子どもが並んで靴を履けるくらいの快適な広さ。ここでいう“有効寸法”とは、実際に座れるスペースのこと。シューズボックスなどが干渉しないかどうかを確認しながら設計してみてください。
もし横幅の確保が難しい場合は、斜め框(かまち)を採用するのも有効。限られたスペースでも使い勝手が大きく変わります。今まさに間取りを考えている方は、ぜひ一つでも取り入れてみてくださいね。
後悔②|リビングがなんだか落ち着かない…
🔧対策:採光・視線・照明…「居心地」を多角的に考える!
最近は、断熱性や気密性を重視して“性能”の高い家を目指す方も多いですが、せっかくの注文住宅なら「居心地」へのこだわりも忘れたくないところ。
「リビングに大きな窓をつけたけど、目の前が道路で結局シャッター閉めっぱなし…」
→ 設計段階で“何が見えるか”も現地で確認!
リビングにダウンライトばかり使うと、カーペットやソファに寝転んだときにまぶしくてリラックスできないことも…
→ 間接照明や高さを調整した照明でくつろぎ感を演出しよう
不安があるときは、セカンドオピニオンを受けるのもおすすめ!
設計士さんとの信頼関係を前提に、相談ベースでブラッシュアップするのが◎
後悔③|収納の場所・量が足りなかった(or 使いづらかった)
🔧対策:「動線から逆算」で仮決めしてOK!可変性のある収納を意識
「まだ何を収納するか決まっていないし…」と後回しにしがちな収納計画。
でも後から「ここに収納が欲しかった!」と後悔する方がとても多いです。
以下のステップで仮決めするのが◎:
暮らしの流れ=生活動線から“収納ゾーン”を考える
例:帰宅後すぐ上着を脱ぐ→玄関に収納が必要
優先したいアイテムを1〜2個ピックアップ
例:掃除機・ランドセル・非常用品など
家具で補える余白も残す
造作だけに頼らず、あとから足せる柔軟さを残すことで失敗を防げます。
後悔④|コンセントの位置が全然足りなかった!
🔧対策:今の生活を振り返りつつ、抜き差し頻度まで想像しよう
今使っているコンセント数や配置を参考にするのが◎。
また、給湯器・インターホンモニターの位置も意外と見落としがち。
「キッチン周りに電源が集中する」「掃除機やスマホの充電が想定外の場所にある」など、ストレスのもとに…。
📝例えば:
キッチンは2口×3個(計6口)+冷蔵庫用で考えておくと安心
抜き差し頻度が多い家電かどうかも考慮
給湯器のスイッチは、動線を考慮して“パントリーに隠す”という手もあり!
後悔⑤|家事動線、もっと考えればよかった!
洗濯動線が遠くてぐるっと回る必要がある
ゴミ出しの経路に屋根がなく雨の日はストレス
朝の支度が家族で“渋滞”してしまう
特に共働き家庭や子育て世帯では、時間と気力のムダがストレスに直結します。
おすすめは:
「1日の生活の流れ」を具体的に想像する
例:朝起きてから出勤・登校まで/洗濯してからしまうまでの一連の流れ
生活行動に沿った“同線”の図を自分で書いてみると意外な発見がある
“おしゃれさ”と“効率”のバランスを取る設計を目指す!
まとめ:後悔は「予防」できる!
間取りの後悔は、住んでみないと気づかないことも多いですが、
「暮らしをイメージする力」を高めることで、未然に防げるケースもたくさんあります。
✅ 図面だけでなく、現地の状況や生活の流れをイメージする
✅ 今の生活+未来の生活の変化も考慮する
✅ 必要ならセカンドオピニオンや外部の目線を取り入れてみる
自分たちの「暮らし」にピッタリ合った家づくりのために、
これらの後悔ポイントと対策、ぜひ参考にしてみてくださいね!
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▶ 住んでから気づいた「間取りの後悔」5選|プロ目線で振り返る!
🔧対策:「動線から逆算」で仮決めしてOK!可変性のある収納を意識
「まだ何を収納するか決まっていないし…」と後回しにしがちな収納計画。
でも後から「ここに収納が欲しかった!」と後悔する方がとても多いです。
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